IFAでXperiaの新モデル「Z5」シリーズ3機種がリリースされたが、このZ5では明確にサイズ戦略が行われることになった。Xperiaにはもともとサイズが小さな「Compact」が存在したが、今回はサイズが大きな「Premium」モデルが追加されている。本稿ではこのジェットストリーム攻撃をしかけるZ5、Z5 Compact、Z5 Premiumを比較して違いを探っていきたい。
Xperia Z5 Premium追加の狙い
まず、Xperiaの新しいモデルとなる「Xperia Z5 Premium」の位置づけについて軽く説明しておこう。サイズが大きいだけであれば、これ以前にも「Xperia Z Ultra」という機種があったが、このZ5 Premiumはなんと、5.5インチディスプレイに3,840×2,160ドットで4K解像度を持つ驚異的に解像度が高くなっている。
このディスプレイサイズのバリエーション展開を積極的にしていくというのは、iPhone 6/6 Plusの影響なのだろうか。なんにしても、ディスプレイサイズが非常に大きなモデルがさまざまなメーカーからリリースされている昨今なので、大画面XperiaであるPremiumの登場にもあまり違和感を感じないのだが、さすがに4K解像度のインパクトは強力だ。
これに対し、Compactモデルはすっかりそのポジションを確立している印象だ。やはり、ディスプレイサイズが大きくないスマホを求める層は小柄なアジア人だけでなく、世界にも確実に存在するのだ。