パイオニアDJは8日、DJヘッドホンのエントリーモデル「HDJ-700」を発表した。発売は10月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別15,000円前後。
HDJ-700は、音響設計やデザインにおいて、2015年3月に発売された「HDJ-2000MK2」などパイオニアDJの上位モデルを踏襲したヘッドホン。40mm径のドーム型ドライバーを搭載している。19μmの振動板とCCAWボイスコイルを採用し、ドラムのキック音やスネア音など中低域の音をクリアに再生する。また、イヤーパッドの内径を縮小することで音圧を高め、豊かな低域を再現する。
右耳側のアームを120度の範囲でスライドする「スウィング構造」を採り入れており、ヘッドホン装着中のモニタリングが可能。ハウジング外周には滑り止めのローレット形状を採用しており、グリップ性を高めている。
ヘッドバンド内にステンレス素材を組み込むことで、耐久性を向上。イヤーパッドとヘッドクッション表面には、柔軟性が高く肌触りのよいポリウレタンレザーを使用しており、長時間の装着にも向いている。デザイン面では、アーム回転部にスピン加工を施したアルミ製ヒンジを、ハウジングにはIラインパーツを備え、シンプルに仕上げている。
主な仕様は、インピーダンスが45Ω、出力音圧レベルが105dB/mW、周波数特性が5Hz~2.8kHz、プラグは3.5mmステレオミニ、重量は285g(コード含まず)。カラーはゴールド、ブラック、レッド、ホワイトの4色。
ケーブルは着脱式で、1.2m片出しカールコード(伸長時約3.0m)と1mストレートコードを同梱する。このほか、金メッキネジ式の6.3mmステレオ標準プラグアダプターが付属する。