最近では、ソニーモバイルのXperiaシリーズにはフラグシップモデルと比較して、小型なモデルが投入されるのが恒例になっている。女性をはじめ、ある程度の層に安定した人気を持っているようだ。そんなXperiaのスモールモデルの新機種である「Xperia Z5 Compact」が先日のIFAで発表された。本稿では、同じラインの前機種である「Xperia A4」と「Xperia Z3 Compact」の3機種をスペック面から比較し、進化ポイントを探っていきたい。
Xperiaの小型モデルといっても、そのディスプレイは4.6インチ程度はあるので、初代Xperiaよりは大きい。初代Xperiaのディスプレイは4.0インチだったのだ。しかし、それも時代というべきで、当時のiPhoneも3.5とか4.0インチディスプレイを搭載していた。そんなiPhoneにしても、現在は4.7インチに拡大しているので、このあたりのサイズというのは世界的な市場を持っていると考えられるだろう。
さて、そんなXperiaのスモールモデルの新機種である「Z5 Compact」だが、前の世代のスモールモデルは「Xperia A4」という名称だった。もっともこれは日本国内の名称なので、実際にZ5 Compactという名前で日本で発売されるかはわからない。しかし、さらに前の世代ではZ3 Compactという名称だった。
これで、新機種が日本国内でZ5 Compactという名称で発売されると、ブレブレという気がしないでもないが、名前はともかく、機能さえしっかりしていれば問題ないのはいうまでもない。では、3機種を比較していこう。