説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「彼女の激ダサiPhoneケース、どうにかなりませんか?」という質問に答えます。

個人の趣味・趣向に関する質問には答えかねます、と言いたいところですが、野暮を承知で申し上げます。たとえ「激ダサ」でもケースをつけることの意味は大きく、なにも付けずに利用し続けるよりはトラブル発生率が下がります。交際相手という親密な間柄であれば、落して破損させたとき真っ先に相談される可能性は高く、自分にとってのトラブル予防ともなります。

ケースは是か非かでいえば「是」であるとすると、それをいかにしてソツのないデザインに置き換えるかが、彼氏としての手腕が問われるところです。こればかりは仕方ありません、自腹で購入のうえプレゼントするしかないでしょう。ただ、大切な記念日のプレゼントにすると怒りを買いかねませんから、戴きものだとごまかしたほうがいいでしょう。

問題は、デザインです。「激ダサ」と感じる理由は、キラキラ・ゴチャゴチャとした過剰な装飾性にあるのではないでしょうか? そうであれば、デコレーションの余地がないデザインを選びましょう。デコることが難しければ、購入時のシンプルさを保てます。

デコる余地の少なさでいえば、iPhoneの周囲を囲むだけの「バンパー」が最良の選択です。iPhone 6/6 Plusの背面はアルマイト加工されており、接着剤は除去しにくい特性があるため、その旨伝えておけばデコることを躊躇することでしょう。

前面は通話時に顔に近づけるため、たくさんの異物を付けられるものではありません。いきおい、購入時のバンパーそのままに近い形で使い続けることになるのではないでしょうか。女性がいうところの「カワイイ」からは遠いものの、「激ダサ」にはなりにくいと思いますよ。ただ、バンパーのほうが激ダサだと非難される可能性も多分にありますので、その点ご了承ください。

装飾の余地が少ない「バンパー」ならば、落下時の破損を予防しつつiPhone本来のデザインテイストに近い状態を保てます