TOKIOの城島茂が7日、東京・神谷町のテレビ東京で、総合司会を務める同局系特番『最強重機王決定戦!トップオブガテンアスリート』(10月初旬、金曜21:00~放送)の取材会に出席し、重機への思いを「なんか興奮してしまう」と熱く語った。

城島茂が説明に使った重機の模型

この番組は、ガテン系の参加者たちが、20トン超えの大型重機を使った真剣勝負を繰り広げるというもの。鍛えぬかれた技術力、チームワーク、操縦力で、自らと会社のプライドをかけて行われる熱闘をカメラ50台を駆使し、ロケ総時間96時間をかけた映像で伝える。

重機免許を持ち、重機歴18年を誇る城島は、8月に関東の採掘場で行われたロケに立ち会い、「街中にも工事現場はあるけど、そこにはガテン系の皆さんの熱い思いが詰まっているんだということを、あらためて今回番組に携わって感じた」と感慨深げ。一方で「この熱は、われわれやスタッフにしかわからない(笑)。突っ走ってる感がテレ東さんらしい。他の局では絶対にできない」と冷静に分析していた。

真剣勝負は長時間にわたるものも多く、幅1.8m・重量180キロの木材27本を使用する「ジャイアントジェンガ」では、深夜2時半から昼間の11時半まで、9時間もかかった対決もあった。城島が一度別の仕事で抜け、戻ってきても、まだ続いていたという。

また、会社を代表して出場する選手たちの背景を知ったり、応援に来ていた出場選手の妻が「うちのお父ちゃんさっきまでやってたのに、また出なきゃいけないの? 寝てないのよ!!」と怒りだすなど、さまざまなドラマがあったそうで、城島は「いろんな人間模様が見えた現場でした」と振り返った。

今回、解説を担当した重機専門誌の編集者から「こんなに重機の話が通じる人と話ができて、うれしくて仕方ない」と絶賛されるほど、重機の知識が深い城島。この日も、対戦で使用される重機の模型を持ちながら、「油圧ショベルは、アタッチメントを変えるだけでいろんな使い道がある。2008年度で15万台生産された。日本の重機の41%くらい。メジャーどころですね」など、次々に重機知識を披露した。

さらに、重機にとりつかれたきっかけを聞かれると「なんか興奮してしまう。女性がファッションショーを見てすてきだと思うのと同じように、建設現場にいろんな重機があると、そこがランウェイに見えてしまうんです」と、本能的な重機好きであることを明かしていた。

番組ではこのほかにも、積載量10トンを重機の感覚だけで合わせる「メカタ・デ・スクーパー」や、アップダウンやクランクなどの難関コースをクレーンで突破する「プレッシャークレーン」という競技も展開。城島は「2020年のオリンピックの前に、すでにすごい戦いが繰り広げられています」と見どころを熱く語った。

幅1.8m・重量180キロの木材27本を使用する「ジャイアントジェンガ」

積載量10トンを重機の感覚だけで合わせる「メカタ・デ・スクーパー」

アップダウンやクランクなどの難関コースをクレーンで突破する「プレッシャークレーン」