総務省はこのほど、情報通信技術分野で独創的な才能やアイデアを持つ人材を支援する「異能(Inno)vation」(いのうべーしょん)プログラムについて、1次選考通過者を選出したと発表した。
「電子楽器ウダー」など46件44人を選出
同省は2014年度より、独創的な人向け特別枠 「異能vation」プログラムを開始。同事業は、「ICT分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外で野心的なICT技術開発課題に挑戦する人を支援するもの」で、「閉塞感を打破し、異色多様性を拓く」ことを目的としている。
今年度は、2015年5月15日~6月25日の募集期間中、昨年度の710件を上回る1,061件867人の応募が集まった。1次選考では、提案者の属性(氏名など)を伏せた上で、提案された技術課題の内容について外部有識者が評価・審査を行い、46件44人を1次選考通過者として選出した。
主な1次選考通過者と技術課題は、スプツニ子!氏の「運命の赤い糸を紡ぐ蚕 プロジェクト」、宇田道信氏の「電子楽器ウダーの次世代フラグシップモデル開発」など。2次選考については、今後、「異能vation」Webサイトで情報提供を行う予定としている。