最初の姿勢

整体師の大山奏です。体幹は鍛えても筋肉がつくわけではないので、効果が見えにくいですよね。ですが、鍛えればさまざまなスポーツの基本的なパフォーマンス力が上がります。特に体幹を鍛えると、不自然な格好でもバランス取れるようになるのでがんばりましょう。

今回は、バランスを取りながら太ももを鍛える体幹トレーニングをご紹介します。

両脚を肩幅に開いて、両手を胸の前でクロスした状態からスタートします。左脚に体重を乗せて、片足でスクワットをします。

縦のラインを意識して片脚スクワット

片脚にしっかりと重心を置いた状態で、膝を曲げていきます。普通のスクワットほど深く膝を曲げなくてもいいです。体が20~30センチ沈むくらいでいいでしょう。

片脚ずつスクワットをしていきますが、縦のラインを崩さないことを意識して行います。「横には少しも動かない」というくらい強い気持ちでいてもいいかもしれません。動き自体はそんなに複雑ではないので、テレビを見ながらでもできますよ。

片脚に重心を乗せる

膝を曲げる

上半身が斜めに倒れるのはNG

このトレーニングの最大のポイントは、体重移動したときにしっかりと体幹を使って体を支えられるかどうかです。片脚に体重移動をしたとき、上半身が斜めに倒れてしまわないように注意してください。

体重を移動したときには、頭の上から一本軸が通っているイメージを持つといいでしょう。その軸がぶれないように気をつけていれば、自然と体幹に力が入ります。

上半身が傾いているのはNG

左右10回×3セットを最終目標に

まずは左右10回ずつを目安にしてみてください。左右10回×3セットが最終目標です。負荷を強くしたい場合は、膝を曲げた状態でしばらくキープしてみてください。ギリギリまで体を沈めた状態になってから体を持ち上げましょう。

途中で体が左右にぶれてしまうときには、回数を少なくするか膝の曲げ方を軽めにしてください。スクワットのスピードは速すぎないように気をつけましょう。

そろそろ運動をしやすい季節に入ります。食欲の秋に負けてしまわないように、スポーツの秋で体を理想的なものに近づけましょう!

筆者プロフィール: 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログ「ひよっこライター大山奏」では、日々の出来事を思うままにつづっている。また、これまでのさまざまなストレッチをまとめた電子書籍も販売中。