光岡自動車は9月4日、新型フラッグシップセダン「Galue(ガリュー)」を発売した。1996年に初代モデルが登場し、今回のフルモデルチェンジで5代目モデルに。発売を前に実施されたプレス発表説明会にて、5代目モデルが公開された。

光岡自動車の新型フラッグシップセダン「Galue(ガリュー)」

「ガリュー」は初代モデルから「我流人生」のコンセプト、「貫く」のデザインテーマの下で開発されてきた。5代目モデルの特徴といえる大型のフロントメッキグリルや真円のヘッドランプなども、初代モデルから継承され続けてきたものだ。

加えて、ソリッド感のあるフロントフェンダーで重厚さを演出し、フェンダーからリアへ流れるショルダーラインにより、クラシカルでスタイリッシュな印象を深めた。リアスタイルについては、フロントの印象に引っ張られて重くなりすぎないように、バンパーフェイスを現代風にデザインしたという。

フロントメッキグリル

真円のヘッドランプ

フロントフェンダー

ショルダーライン

現代風にデザインされたリアバンパーフェイス

サイズは全長4,980mm、全幅1,830mm、全高1,470mm。日産「ティアナ」をベースとしており、自動ブレーキなどの最新安全装備も搭載した。「25ST」「25DX」「25LX」を用意し、各グレードともに排気量は2,500cc。ボディカラーは特別塗装色のダイヤモンドブラック、ブリリアントホワイトパールをはじめ、ラディアントレッド、ウォーターフォールブルー、ダークメタルグレー、ブリリアントシルバーの全6色となる。

プレス発表説明会では、光岡自動車代表取締役社長の光岡章夫氏、デザインを担当した同社開発課課長の青木孝憲氏が登壇。「『ガリュー』は『ビュート』とともに当社の顔。名前のごとく、『オレがオレが』と主張するスタイルがうちの『ガリュー』でございます」と光岡氏は述べ、青木氏も、「『ガリュー』のコンセプトは『貫く』。自己流のやり方で、誰が何と言おうと自分のことは自分で決めていく……、そんな思いに共感していただける方々に、このクルマのコンセプトが届けば幸いです」と話していた。

新型フラッグシップセダン「ガリュー」は9月4日から全国で販売開始されている。価格は「25ST」が386万6,400円、「25DX」が429万8,400円、「25LX」が464万円(すべて税込)。なお、特別塗装色を施した場合は8万6,400円高になるとのこと。