パナソニックは9月2日(ベルリン時間)、ドイツ・ベルリンで開催されるIFA 2015の会場において、Technicsブランドの新製品や、4K対応の有機ELテレビなどを発表。さらに、欧州市場における白物家電事業を2倍以上に拡大する方針などを示した。
2020年のスマートライフを提案
冒頭、パナソニックヨーロッパのローラン・アバディ会長は、パナソニックが打ち出す「A Better Life, A Better World」に向けた取り組みを加速していることに触れながら、「FUTURE 2020」と名付けられたビデオを放映。2020年の生活の様子を紹介し、夢のようなスマートライフの実現が、これからわずか5年後に訪れることを示してみせた。
そのアバディ会長が紹介した近未来を実現する製品のひとつが、モバイルバーチャルネットワークを使用した4Gリモート監視カメラ「Nubo」。侵入者などがあった場合に、カメラで撮影した映像をスマホに配信して、利用者が確認できるという製品だ。欧州では、金融サービスのAllianzと連携して、サービスを提供するという。Allianzのジャック・リシエ会長兼CEOは、「このサービスを利用することで、侵入者を検知したり、家庭内の水漏れなども検知し、それをスマホで見ることができる」とした。