東芝は3日、同社製PC「dynabook」の2015年秋冬モデルとして、液晶ディスプレイ一体型でTVチューナー内蔵のオールインワンデスクトップPC「dynabook D」シリーズを発表した。9月18日から順次発売し、価格はオープン、店頭予想価格(税別)は160,000円台半ば~230,000円台半ばの見込み。
dynabook D81/TB
ハイエンド機の「dynabook D81/TB」は、タッチ対応でIPS方式の21.5型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶ディスプレイを搭載したモデル。本体カラーはプレシャスブラックのみで、店頭予想価格は250,000円台前半だ。2015年夏モデルからの変更点は、OSがWindows 10 Homeになったこと、内蔵モノラルマイクがデュアルマイクになったこと、ボイスレコーダーアプリ「TruRecorder」をプリインストールしたこと。
TV機能は3波(地上/BS/110度CS)対応ダブルチューナーを備え、2番組の同時録画が可能なほか、本体が電源オフでもすばやくTVを見られる「今スグTV」用の視聴専用チューナーを内蔵。2015年夏モデルと同じくハイレゾ音源にも対応し、ハイレゾ再生可能なプレーヤーソフトとハイレゾ対応スピーカー(オンキヨー製)を搭載している。
主な仕様は、CPUがHaswell世代のクアッドコアであるIntel Core i7-4710MQ(2.5GHz)、メモリが8GB、ストレージが3TB HDD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ。通信機能はGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0だ。
インタフェース類は、USB 3.0×4、USB 2.0×2、マイク入力/オーディオ入力、ヘッドホン出力、HDMI入力、HDMI出力、アンテナ入力(同軸コネクタ)、SDカードスロット、約92万画素Webカメラなど。本体サイズはW516×D170×H365mm(最小傾斜時)/W516×D240×H330mm(最大傾斜時)、重量は約8.0kg。ソフトは、Station TV X for TOSHIBA(テレビ録画再生・視聴ソフト)、Microsoft Office Home and Business Premium プラス Office 365 サービスなどが付属する。
dynabook D71/TB
ミドルレンジの「dynabook D71/TB」は、IPS方式の21.5型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶ディスプレイを搭載したモデル。タッチには対応せず、本体カラーはプレシャスブラックのみ、店頭予想価格(税込)は230,000円台の後半となる。2015年夏モデルからの主な変更点は、OSがWindows 10 Homeになったこと、ハイレゾ対応になったこと、内蔵モノラルマイクがデュアルマイクになったこと、ボイスレコーダーアプリ「TruRecorder」をプリインストールしたことなどだ。
TV機能は3波(地上/BS/110度CS)対応ダブルチューナーで、2番組の同時録画が可能だが、今スグTV機能は持たない。新たにハイレゾ対応となったことで、オンキヨー製のハイレゾ対応スピーカーを搭載している。そのほか、HDD容量が2TBでHDMI出力がない以外は、上記のdynabook D81/TBとほぼ同等だ。
dynabook D51/TW
エントリークラスの「dynabook D51/TW」は、本体カラーがリュクスホワイトのみで、店頭予想価格(税込)は170,000円台の後半となる。上記の2モデルと同様に、新モデルではOSがWindows 10 Homeとなり、ハイレゾに対応した。内蔵デュアルマイクとボイスレコーダーアプリ「TruRecorder」も備える。
主な仕様は、CPUがIntel Celeron 3215U(1.7GHz)、メモリが4GB(2GB×2)、ストレージが1TB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。そのほかは上記の2モデルに準ずる。