リクルートテクノロジーズは、20代~40代のITエンジニア530名を対象に、「モチベーション管理」に関するアンケートを実施した。調査期間は8月7日~11日。
7割が「自分のモチベーションに波がある」と回答
業務のなかで、自分のモチベーションに波があると思うか聞いたところ、69.8%が「とてもそう思う」「まあまあそう思う」と回答した。
モチベーションを左右する環境について男女別に尋ねると、男性は「専門性を追求できること」が39.5%で 1位だった。同項目を選択した女性は22.2%となっており、男女で差が出ている。
一方、女性の1位は「人間的に尊敬できる上司・メンバーがいること」(36.9%)であったが、男性が同項目を選択した割合は19.6%にとどまった。女性は男性に比べ、周囲との人間関係を重視する傾向がみられる。
モチベーションが最も上がった時のエピソードでは、「レビューなどで実ユーザーからの評価を聞けたとき」「開発したシステムが拠点の担当者から高い評価を得たとき」など、他者からの評価を挙げるコメントが多い。
また、「技術的に興味ある領域の商品企画が上がり、自分がその担当になったとき」「最新の技術を要求され、初めてそのシステムに触れるとき」といった技術へのチャレンジにモチベーションが上がるという声も多かった。扱う技術が「やりがい」に直結するという、"職人"にも通じるようなコメント多数寄せられている。
モチベーションが下がったときの対処法を聞くと、「気分転換に机の周囲を片付ける」「同じような苦難を乗り越えている先達のドキュメンタリーを見る」など、一度業務から離れる対処法がある一方、ITエンジニアならではの対処法として「技術の勉強に没頭する。自分の目標の再確認ができる」や「好きな技術書を読んだり、技術ブログを漁る」など、技術をさらに深めるコメントも多かった。