ファーストリテイリングは1日、デジタルテクノロジーを活用した新サービスの研究・開発・導入を行う新会社「ウェアレクス(英語名:Wearex)」を設立したと発表した。
実店舗とデジタル店舗の融合目指す
新会社を設立して、モバイルやクラウドなどのテクノロジーの活用を強化することで、既存のビジネスモデルのデジタル化を推進する。これにより、実店舗とデジタル店舗の境なく、利用者が場所や時間にとらわれずに同社グループの商品を選択、購入、受け取りができる、新しい買い物体験の実現を目指すという。
また、新会社では消費者向けサービスにおけるデジタルイノベーションを推進する、ITエンジニアの採用・育成活動を積極的に進めていく。まずは国内を中心に約50人体制で事業を開始し、将来的にはグローバル規模でのビジネス拡大を図るとしている。
なお、新会社はアクセンチュアとの間で締結済みの合弁会社設立に関する契約に基づき、今後ファーストリテイリングとアクセンチュアの合弁会社となる予定。本社は東京都港区赤坂。代表取締役社長には玉置肇氏(ファーストリテイリング グループ執行役員)が就任する。