身長わずか1.5cmのヒーローが主人公の映画『アントマン』(9月19日公開)のPRのため、アントマンことスコット・ラング役の俳優ポール・ラッドとペイトン・リード監督が来日し、9月15日のプレミアイベントに出席することがこのほど、明らかになった。

アントマンことスコット・ラング役のポール・ラッド

今回が初来日となるアントマン役のポール・ラッドは、46歳にして本作で過酷な肉体改造に成功。キャスティングが決まってから彼に栄養士を雇い、また彼自身もトレーナーを付け、7カ月間アーモンドとゆでチキンをずっと食べて過ごしたという。そして、筋骨隆々ボディを手に入れただけではなく、愛する娘のために戦うごく普通の男としても魅力ある演技を見せ、名優マイケル・ダグラスは「アドリブを多用したり、勝手にセリフを作ったりもしていたけど、彼のアントマンや父親像の解釈は実に素晴らしいものだった」と絶賛している。

また、マーベル・スタジオのトップである製作のケヴィン・ファイギは「観客が応援したくなるような、好感の持てる男でなければいけない。条件をすべて満たす俳優は、彼しかいませんでした」と起用理由を明かし、「脚本を読んですぐさま出演を引き受けてくれたのは、本当にラッキーでしたよ」とコメント。マーベルが出世作となったロバート・ダウニーJr.、クリス・プラットに続く、世界的俳優になると期待されている。

本作は、仕事も家族も失った崖っぷち男スコット・ラングが、身長1.5cmになれるスーツを着て最小ヒーロー"アントマン"になり、人生をやり直すセカンド・チャンスをかけた戦いに挑む物語。アントマンことスコット役のポール・ラッドのほか、スコットを導く謎の男ハンク・ピム役はマイケル・ダグラス、ピムの娘ホープ役はエヴァンジェリン・リリーが演じる。

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