エプソンは1日、インクジェットプリンタ/複合機「Colorio(カラリオ)」シリーズの2015年秋モデルとして、A4対応ながら小型の本体が特徴の「EP-808A」シリーズを発表した。ホワイト、ブラック、レッドの3色を用意。9月10日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は30,000円台前半の見込み。
近年の売れ筋となっているシリーズの2015年モデル。ベースのハードウェアや機能は2014年モデル「EP-807A」シリーズを踏襲しており、プリント・コピー・スキャンが基本記法だ。操作パネル・用紙カバーの自動開閉や、本体の自動電源オン・電源オフといった便利機能を持つ。
新モデルではNFC機能を搭載し、画像処理技術「オートフォトファイン!EX」の強化による暗部階調性の向上、4.3型タッチ液晶の操作性と画面デザインを改善、普通紙画質の向上などを図っている。普通紙画質の向上では、背景除去モード、文字くっきりモード、細線強調モードを備えた。また、作品印刷機能(余白/余黒・情報付きインデックス印刷)も加わっている。
インクは独立カートリッジの全6色染料で、構成はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)だ。最大プリント解像度は5,760×1,440dpi、最小インクドロップは1.5plとなる。印刷スピードの目安は、L判写真で約13秒、A4文書で約1分1秒。L判光沢用紙を使った印刷コストの目安は約25.5円だが、大容量インクカートリッジの場合は約19.9円だ。
給紙場所は、上下2段のフロントトレイと、手差し用のリアトレイ。フロントトレイの容量は、上段がハガキで20枚、下段が普通紙で100枚(ハガキで40枚)。自動両面印刷とCD/DVD/BDレーベル印刷にも対応している。
イメージセンサーは光学2,400dpiのCIS、対応原稿サイズはA4だ。インタフェースは、USB 2.0、外部機器接続用USBポート、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、IrDA(赤外線)を搭載。本体サイズは使用時がW390×D598×H196mm、トレイなど収納時がW390×D341×H141mm、重量は約6.9kg(インクカートリッジと電源ケーブルを含まず)。