オリックス銀行は8月31日、個人向け預金残高および個人向け不動産融資残高がともに1兆円を突破したと発表した。
預入れ資金をバランスよく安全性の高い貸出金にて運用
オリックス銀行は1998年のオリックスグループ入り以来、特定の分野において強みのある商品やサービスを顧客に提供してきたという。1999年に発売を開始して通販型定期預金の先駆けとなった「ダイレクト預金」や高水準な金利でインターネット取引専用の「eダイレクト預金」、賃貸を目的とした投資用不動産を購入するための住宅ローンである「不動産投資ローン」は、オリックス銀行のユニークな主力商品であり、多くの顧客に好評を得ているという。
オリックス銀行の個人向け預金残高および個人向け不動産融資残高は、近年、同水準での伸びを確保し、預入れ資金をバランスよく安全性の高い貸出金にて運用することにより、低い不良債権比率、高い預貸率を維持し、安定的に収益を確保しているという(2015年3月末時点:不良債権比率0.45%、預貸率91.79%)。また、格付会社からは、健全な財務内容を示す格付を取得しているとしている(2015年8月末現在:格付投資情報センター「A+」、スタンダード&プアーズ「A-」)。
オリックス銀行は、顧客への収益還元を第一に、従来の銀行の枠にとらわれない「しなやかな発想」で、今後とも魅力のあるサービスの提供を行っていくとしている。