小田急電鉄はこのほど、小田急線海老名駅とJR相模線海老名駅の間に広がる事業用地(駅間地区)に住宅と商業施設などを建てる開発計画を発表した。

海老名駅間地区開発計画完成イメージ

神奈川県海老名市にある約3万5,000平方メートルの土地を「住宅エリア」「にぎわい創出エリア」の2つに分け、「住宅エリア」に高層分譲マンションやサービス付き高齢者向け住宅、保育施設を建設。「にぎわい創出エリア」には商業施設のほか、フィットネスクラブや教育・カルチャーなどのサービス施設、オフィス棟、郊外での新たな暮らし方・過ごし方を提案する施設を建てる。

海老名の地名は「階段状の地形」を意味する語に由来するとの説があることから、「段丘都市」を都市デザインコンセプトとして採用。都市化により失われつつある段丘を人工のデッキとして駅間地区に再現するという。人工のデッキを設けることで歩行者と車を分離できるため、機能面でも安心・安全なまちづくりにつながるとしている。2016年度に着工し、2025年度の竣工をめざす。