ダイハツ工業のインドネシア子会社、アストラ・ダイハツ・モーターは、インドネシア専用の多目的乗用車「セニア(XENIA)」をマイナーチェンジし、インドネシアで販売開始した。新開発プラットフォームや新型エンジンを採用している。

インドネシアで発売されたダイハツ「セニア」

「セニア」はトヨタ自動車との初の共同開発車で、2004年に発売された。コンパクトなボディサイズながら、大人7人が快適に乗車できるパッケージングや低価格が好評を博しており、ダイハツの基幹車種のひとつとなっている。

今回のマイナーチェンジでは、ダイハツが軽で培った低コスト、軽量化技術を導入。新しく採用された新型エンジンや新開発プラットフォームにより、燃費性能は16%向上した。FR車ならではの高い走行性能による悪路走破性や、多人数乗車時の登坂性を維持しながら、騒音・振動の低減による静粛性の向上、ボディ高剛性化やサスペンション最適化などによる操縦安定性・乗り心地の向上も果たしている。

内外装も刷新され、エクステリアはインドネシアでの好みを反映して力強くスポーティに、インテリアも質感を高めた。小回り性やシートアレンジなどの使い勝手も向上させている。新型「セニア」の価格は1億5,100万ルピア~1億8,700万ルピア(約151万円~187万円、100ルピア=1円換算)。販売はアストラ・インターナショナル社を通じて行う。