ブラザー販売は31日、インクジェット複合機「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの2015年秋モデルとして、スタンダードラインに位置付けられる「BASIC(ベーシック)」シリーズのFAXモデル「MFC-J880N」を発表した。9月下旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格(税込)は25,000円前後。
従来モデル「MFC-887N」の後継となり、小型化、新インクの採用、1回のインク交換で印刷できる枚数を公開、2015年版の新アプリ(iOS向けとAndroid向け)が主な新要素となる。それぞれの概要は別記事『プリンタ2015秋 - ブラザー、ガツンと小さくなったBASIC最上位「J963N」』を参照いただきたい。
インクは独立カートリッジの全4色で、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)の染料カラー、顔料ブラック(Bk)という構成だ。プリント解像度は最大6,000×1,200dpi、最小インクドロップは1.5pl、印刷スピードはA4普通紙のカラーが約10枚/分、モノクロが約12枚/分、L判写真印刷(普通モード)が約14秒となる。
給紙は本体前面からで、上下2段スライド式トレイを採用した。下段トレイ(最大A4サイズ)の給紙容量は普通紙が100枚、ハガキが40枚、光沢フォト用紙が20枚となる。上段トレイの用紙サイズはL判やハガキとなり、給紙容量は20枚だ。1枚単位の手差し給紙と、容量20枚のADFも備える。自動両面印刷とCD/DVD/BDレーベル印刷もサポートし、操作パネルは2.7型タッチ液晶。
スキャナの光学解像度は最大1,200×2,400dpi、スキャン速度はカラーが4.3秒、モノクロが3.4秒。FAX機能では、受信したFAXを本体の液晶モニタで確認してから印刷したり、スマートフォンで受信FAXを見る機能もある。
インタフェースはUSB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LANで、Wi-Fi Directにも対応。USBメモリなどが使えるUSBポートと、SDXCメモリーカード/メモリースティックスロットを備え、ダイレクト印刷が可能だ。本体サイズはW400×D341×H172mm、重量は約8.6kg。