総務省は28日、2015年7月の全国の消費者物価指数(CPI、2010年=100)を発表した。それによると、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数(コア指数)は前年同月と同水準の103.4となった。横ばいとなるのは2013年5月以来、2年2カ月ぶり。前月比も同水準だった。
ガソリンなどの下落幅が拡大
総合指数は103.7で、前年同月比は0.2%の上昇、前月比は0.1%の下落。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は101.2で、前年同月比は0.6%の上昇、前月比は0.1%の上昇となった。
総合指数の前年同月比の変動に対する各項目の寄与度を見ると、電気代、都市ガス代、ガソリンなどの下落幅が拡大し、エネルギーにより総合の上昇幅が0.17ポイント縮小するなどした。
同省は併せて、2015年8月(中旬速報値)の東京都区部の消費者物価指数を発表。それによると、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比0.1%下落の102.0となり、2カ月連続で下落した。前月比は0.1%上昇した。
総合指数は102.1で、前年同月比は0.1%の上昇、前月比は0.2%の上昇。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は100.3で、前年同月比は0.4%の上昇、前月比は0.3%の上昇となった。