マツダは27日、軽トラック「スクラムトラック」を一部改良して発売した。今回の一部改良では、作業性・防錆性能・快適性の向上に加えて、燃費性能の改善が図られている。
作業性の向上では、リアゲート中央にロープフックを、左右には1カ所ずつ平シート用フックを新採用し、荷物保護用のシート掛けを容易にするとともに、より安定的な荷物の固定が可能となった。また、ルーフパネルにも防錆鋼板を採用し、ボディ表面の全てを防錆鋼板としたほか、バッテリーカバーの取付クリップの形状変更によって脱着性が向上している。
さらに、全車運転席と助手席ともにシートクッションを大型化して乗り心地を向上させ、全車にエアコンを標準化。JC08モード燃費は、2WDの5MT車で最大19.8km/L、4WDの5MT車で最大19.6km/Lという、軽自動車トラッククラストップの燃費性能を実現した。これにより、全車種で「平成27年度燃費基準」を達成し、一部車種は「平成27年度燃費基準+5%」を達成。スクラムトラックの価格は、80万6,760円~120万5,280円(いずれも税込)。