クロス・マーケティングは26日、「若手社員の出世・昇進意識」に関する調査結果を発表した。対象は、東京・神奈川・千葉・埼玉に在住する20~39歳の管理職を除く会社員1,000名。期間は、8月21日~23日。
「出世したくない」人が、59.2%
出世意向の有無を聞いたところ、「絶対に出世したいと思っている」(12.0%)、「できれば出世したいと思っている」(15.8%)の計40.8%が、「出世したい」と回答した。一方、「出世はしたくないと思っている」「出世にはあまりこだわっていない」を合わせた59.2%が「出世したくない」と回答し、「出世したい」を上回った。
出世意向を男女別にみると、「出世したい」の最多は「男性20代」で、「絶対出世したい」(22.4%)、「できれば出世したい」(37.2%)の計59.6%だった。一方、「出世したくない」の最多は「女性30代」で、「出世したくない」(22.0%)、「出世にこだわりなし」(48.0%)の計60.0%となった。
「出世したい」と回答した人に、希望の役職を聞いたところ、「わからない・決めていない」(28.0%)が最多に。次いで、「主任・係長・班長・マネージャー」「部長」(15.9%)、「経営者・取締役以上」(15.2%)、「課長」(10.3%)と続いた。
出世のために必要だと思うことを尋ねると、1位は「仕事で成果を挙げること」(75.6%)。次いで、2位は「上司やメンバーとの良好な人間関係」(62.2%)、3位は「社内・社外を含めた幅広い人脈」(44.5%)となった。
出世したい理由を聞いたところ、79.7%で「給与・年収が上がるから」が1位だった。続く2位は「自分の成長が実感できるから」(40.0%)、3位は「高い目標を持って働けるから」(37.0%)となった。
一方、出世したくない理由では、「ワークライフバランスのとれた生活をしたいから」(46.6%)がトップに。以降、2位は「責任の範囲が広がるのが嫌だから」(38.0%)、3位は「出世をしても給与・年収がそれほど上がらないから」(34.0%)が上位にあがった。