東芝ライフスタイルは8月27日、「プラズマ空気清浄機能付エアコン DRシリーズ」を発表した。冷房定格能力2.2kW(6畳用)~8.0kW(26畳用)までの10モデル。発売は11月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は冷房定格能力によって異なり、210,000円前後から350,000円前後だ(いずれも税別)。

また、東芝ライフスタイルは同日、外気温度-27℃でも運転可能な寒冷地向けモデル「DRNシリーズ」も発表した。冷房定格能力が2.8kW(10畳用)~6.3kW(20畳用)までの4モデル。発売は9月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は冷房定格能力によって異なり、260,000円前後から320,000円前後だ(いずれも税別)。

プラズマ空気清浄機能付エアコン DRシリーズ

DRシリーズは、エアコン停止中もエナジーセーブコンプレッサーによって予熱運転をすることで、暖房運転を開始してから約30秒で、約40℃の温風を吹き出せる「秒速ダッシュ暖房」を搭載。秒速ダッシュ暖房は1日2回時刻予約できる。

DRシリーズのリモコン

室内機の正面約25mと左右約15mまで送風する「パワフル気流」で、すばやく部屋中に暖気を届ける。「人サーチセンサー」と組み合わせることで、暖房の風を直接人に当てない「風よけ」運転にも対応する。

空気中に浮遊するウイルスを99%抑制し、PM2.5を99%除去できる空気清浄機能を引き続き搭載。冷房・暖房と併用できるほか、空気清浄機能は単独でも利用できる。集じん部の改良により、空気清浄適用床面積は従来モデルの16畳から20畳へとアップした(単相200Vモデルのみ)。

空気の汚れを「空質センサー」で検知し、室内機前面の「エアモニター」で表示。空気が汚れている時はオレンジ色、キレイな時は青色のLEDランプが光る。マジック洗浄熱交換器に付着した汚れは、冷房・除湿時に排出されるドレン水とともに屋外へ排水。このため、フィルターなどの掃除、交換も必要ない。

運転停止後は自動でエアフィルターを掃除。送風路を乾燥させることでカビの発生を抑制する。自動清掃でダストボックスに溜まったゴミを掃除機で吸い取る「楽ダストボックス」を新たに採用。掃除機に取り付けるための専用ノズルが付属し、ノズルを用いてダストボックス内のホコリを掃除できる。

寒冷地向けに開発された「DRNシリーズ」は、DRシリーズと同デザインの室内機を採用。暖房定格能力5.0kWのRAS-406DRNでは、-5℃の外気温下においても、約55℃の高温風を吹き出し、足もとを38℃まで暖められる。約1分で約40℃の高温風を吹き出す「ダッシュ暖房」も搭載。「プラズマ空清」機能なども持つ。