阪急交通社は8月26日より、一般公開が初めての名古屋車両所にて、新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」の車内を見学する日帰りツアーの発売を開始した。

「ドクターイエロー」のイメージ (c)flickr/nubobo

「ドクターイエロー」は、新幹線の線路や架線の状態など安全運行する上で必要な検測を行ういわば"新幹線のお医者さん"で、黄色の車体から「ドクターイエロー」と呼ばれている。運行日が公表されておらず、この車体を見た人は幸せになれるという噂もある。

ツアーは東京駅を東海道新幹線こだま号指定席にて名古屋駅へ移動し、名古屋での自由散策(約120分)の後、普段は乗車できない回送線で名古屋車両所の運転士による特別な案内放送を聞きながら、ゆっくり「ドクターイエロー」の待つ車両所まで移動する。「ドクターイエロー」の運転台や床下から車体を見上げる貴重な体験もでき、鉄道ファン必見の内容となっている。今回のツアーで初の試みになる名古屋駅~名古屋車両所の回送線に乗車のほか、名古屋車両所の見学も一般初公開となる。

ツアー名は「特別区間に乗車して名古屋車両所でドクターイエローを見る 日帰り」(コース番号: 5A003)で、出発日は10月3日、24日、11月14日、21日。発着地はJR東京駅(JR品川駅とJR新横浜駅からも乗車可能)、旅行代金は大人ひとり2万円~2万5,000円、子供ひとり1万4,000円~1万9,000円となる。

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