VASILYはこのほど、偶然おそろいになってしまったことで起こる"かぶりコーデ"に関する意識調査を実施し結果を発表した。調査は7月23日~29日、運営するファッションアプリ「iQON」を利用する女性617名を対象に行われた。
服装がかぶったら「恥ずかしい」が最多
調査ではまず、「会社や学校で偶然ファッションがかぶったら、どんな気持ちになりますか?」という質問をしたところ、「恥ずかしい(38.0%)」が最多回答となり、次いで「ビックリ!(28.1%)」「嫌な気持ち(18.2%)」と続いた。
年代別に見てみると、20歳未満のみ「ビックリ(34.0%)」「嫌な気持ち(27.2%)」「恥ずかしい(26.2%)」と、意見が僅差で分かれた。「相手による」や「仲の良い友人なら嫌ではないけど、あまり接点の無い人、嫌いな人だといやな気持ちになります」といったコメントから考えると、かぶったことそのものよりも、相手との関係性によって気持ちが変化することがうかがえる結果となった。
27.2%が、おしゃれな人とかぶっても「恥ずかしい」
続いて、かぶった相手によって心境がどう変化するのかを知るため、「かぶった人が"おしゃれな人"だったら、"おしゃれじゃない人"だったら、どんな気持ちになりますか?」と質問したところ、おしゃれな人とかぶると「うれしい」が、おしゃれじゃない人とかぶると「嫌な気持ち」になるという当然の結果に。しかしながら、「恥ずかしい」という回答に注目すると、「おしゃれな人(27.2%)」「おしゃれじゃない人(31.4%)」と僅差となり、おしゃれな人とかぶっても「恥ずかしい」と感じていることがわかった。
おしゃれな人とかぶると、「申し訳ない気持ち」「自分は変じゃなかったのかと思うと同時に申し訳ない…」「なんか、ごめんって笑う」など、相手に対する気遣いのコメントが多く見受けられた一方で、おしゃれじゃない人とかぶったときは、「へこむ」「気まずい」「自分のセンスを見直そうと思う」など、同じ「恥ずかしい」でも、意味が異なっていることが読み取れた。
約半数が「かぶったアイテムは次回ためらう」と回答
次に、一度ファッションがかぶってしまったら、そのアイテムを着るのをためらうか尋ねたところ、約半数が「ためらう(49.9%)」と回答。年齢別にみると、40代以上は「ためらう」が7割を超えており、年齢を重ねるとともに高くなる傾向がうかがえた。
ちなみに、かぶってしまったことで、実際に着なくなったファッションアイテムが「ある」人は28.6%と4人に1人。40歳以上の女性からは、「自分だったら気の毒に思う」「おしゃれな人とかぶっても気になりませんが、10歳位年の離れたスリムな美人とかぶったら、しまった! 恥ずかしい!と思います」など、相手を気遣う気持ちがうかがえる大人のコメントが寄せられた。
かぶりたくないアイテム1位は「ワンピース」
最後に、かぶって一番嫌なアイテムは何か聞いたところ、「ワンピース(56.9%)」がトップ。続く2位は、僅差で「トップス(55.5%)」となった。「柄ものなど見るからに一緒だとわかるもの」「どれがかぶろうが同じくらいにすごく嫌」「その時メインにした服」などのコメントも寄せられ、面積が大きいワンピースや顔周りに近いトップスは一番避けたいアイテムであることがわかった。