JR東日本は9月1日、防災週間に合わせた防災訓練を本社と首都圏の各支社で実施する。同日には東京都交通局と小田急電鉄も大規模地震発生を想定した列車停止訓練を行うという。

JR東日本、東京都交通局、小田急電鉄が9月1日の訓練実施を発表(写真はイメージ)

JR東日本による訓練は、都心南部を震源とするM7.3の地震で東京圏の列車が全面的に運転中止となり、列車脱線や駅舎一部倒壊により多数の人的被害が生じているとの想定で実施。本社と各支社で対策本部を設置し、被災状況の情報伝達や救助派遣指示などを行う。全社員とその家族の安否確認、勤務場所や最寄り駅などへの非常参集も訓練として実施する。

また、駅を中心とした現業機関で利用者の避難誘導、救助救命、初期消火などの実動訓練を実施。一部では自治体などと連携した訓練も行うという。首都圏以外の各支社でも、9月1日を中心に防災訓練を実施する。

東京都交通局の列車停止訓練は、都営地下鉄全線、都電荒川線、日暮里・舎人ライナー、上野モノレールの各線で実施。10時から数分間(上野モノレールは10時05分から数分間)、駅間に列車を停止する。小田急電鉄も同様に、小田急線全線と箱根登山線で13時30分から約2分間、いっせいに列車を停止する。

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