小林製薬はこのほど、サイト『みんなの更年期コミュニティ』で実施した「更年期を意識し始めたきっかけ」についての調査結果を明らかにした。調査は1月13日~2月10日にかけて行い、164件の有効回答を集めた。
『みんなの更年期コミュニティ by小林製薬「命の母」』は、更年期に対する不安や悩みを持つ女性がポジティブに更年期を乗り越えていくことを目的として同社が開設した。不安や悩みを共有し相談し合う掲示板や、カウンセラーらによる更年期の悩みや症状を軽減するための情報コンテンツを提供している。
第1回目アンケートとして「更年期を意識し始めたきっかけ」を実施したところ、更年期に関するさまざまなリアルな意見が寄せられた。
特に「閉経や生理周期の乱れ」などがきっかけで、疲労感などの体調不良を感じる人が多かった。具体的には「50代ぐらいから生理が不順になり、55歳で閉経。生理不順が始まった時期ぐらいから、いきなりカーッと体が熱くなって汗が大量に出た」「閉経前から絶望感すら感じるような疲労感」など。
また、「40代後半に、冷え症がひどくなり、めまいも感じる」など、ほてりや汗、冷え性の悪化などの症状、めまいや動悸(どうき)を感じる人も多いようだ。頭痛・腰痛が悪化するというコメントもあったが、「肩こりが、慣れているはずのつらさとは違う」「もともと肩こりだったが、6カ月治らない」と、ひどい肩こりに悩まされている人も挙げられた。
あまり周知されていないが、更年期は皮膚トラブルを感じる人も多い。「皮膚が今までになく敏感になった」「皮膚の乾燥がひどくなった」などのコメントも寄せられている。
そのほかに「些細なことでイライラし、落ち込む」「夜、眠れない」「むくみ、手のこわばり、喘息、熱中症、耳鳴りやドライアイ」など、さまざまな症状が挙げられた。老眼や白髪などの老化現象が、自分の年齢的に更年期であることを意識する人も多い。先輩や同僚などの話が、自分の更年期症状に気づくきっかけになるという意見もあった。