日本レストランエンタプライズ(NRE)は寝台特急「北斗星」の運転終了を受け、同社ウェブサイトにメッセージを掲載している。JR東日本グループの同社は、「北斗星」で食堂車の運営や車内販売を担当していた。

寝台特急「北斗星」は8月22日の札幌発上野行の列車をもって運行終了となった(写真は2015年4月撮影)

「北斗星をご利用頂きありがとうございました。」と題するメッセージには、本州と北海道を結ぶ寝台特急として活躍した「北斗星」の27年間の歩みに思いをはせる言葉がつづられる。「多くの皆さまの門出や出逢い、旅の想い出づくりの空間として活躍してまいりました。今後も皆さまの想い出とともに生き続けることと思います」との言葉に、「北斗星」の現場に立ち続けたNREならではの思いがこもる。

食事の時間や車内販売を通じてたくさんの出会いがあり、3月の定期列車運転終了時や8月21日の上野発最終運転日には、「たくさんの方々に見送って頂き、励ましの言葉や、お手紙、お写真等を頂戴いたしました」と感謝の言葉が続く。メッセージの最後は、「ご利用いただいた皆さま、応援して下さった皆さまに御礼申し上げます。長い間、ご愛顧頂きまして誠にありがとうございました」と結んでいる。

なお、JR東日本・JR北海道両社のウェブサイトからは、「北斗星」の列車情報のページがすでに削除されている。