日本の人口はどうなる?
日本の人口減少が止まりません。
2050年には1億人を割り込み、2060年には現在より4,000万人減少して8600万人になると予想されています。
日本は人口が減少するなか、移民を受入れない限り日本経済の規模も縮小し、世界経済における日本経済の重要性が低下すると問題視されています。
人口と経済成長の関係
国の経済成長にとって人口は重要です。
1つ目の理由は労働力です。
労働力が多ければ、それだけたくさんの人が働き、収入を得ることができます。
2つ目の理由は消費の拡大です。
収入を得る人が増えるとお金を使って消費をする人も増え、経済活動が活発になります。
つまり、人口が増加すれば経済全体の活性化と成長にもつながるのです。
新興国が高い成長性を期待されるのも、今後人口が増加すると見込まれるからです。
人口で見る今後魅力的な国は?
では、人口で見た場合、今後成長が期待できる国はどこでしょうか?
人口が今後も増加していく点から考えると、新興国は魅力的です。新興国の中でも特にアフリカやアジアの国々は人口規模、伸び率ともに期待できます。
現在アフリカの人口は11億人ですが、2040年には20億人になると見込まれます。
こうした背景もあり、アフリカ市場は今後の成長が期待できる市場と考えられます。
また、現在人口が43億人のアジアも2040年には50億人を超えると見込まれており、今後の成長が期待できる市場となっています。
経済成長を考えるうえで人口はとても重要なキーワードです。人口を見ればその国の成長性も見えてきます。
これから人口が増加すると見込まれる新興国と各国の経済成長に注目です。
主要地域別の人口推移(年次、期間:2015年~2100年)
●ピクテ投信投資顧問が提供する、「ボンジュール」からの転載です。