三菱電機は8月24日、冷凍冷蔵庫「置けるスマート大容量」の新製品として、5ドアで容量455Lの「Bシリーズ MR-B46Z」を発表した。発売は10月9日。価格はオープンで、推定市場価格は税別260,000円前後だ。
MR-B46Zは「薄型断熱構造 SMART CUBE(スマートキューブ)」によって、断熱性能を保ったまま扉や壁の薄型化を実現した冷凍冷蔵庫。断熱性能を向上させた真空断熱材を効率的に配置し、ウレタン部分を薄くしたことで設置幅や高さを抑えながら、容量アップと高い省エネ性能を実現したとする。
氷点下ストッカールームには、最上位モデル「WXシリーズ」と同様、「氷点下ストッカーD」を搭載。氷点下ストッカーDは、2014年度モデルに搭載された「氷点下ストッカー」をさらに進化させたものだ。食品の内側と外側の温度差を抑えることで過冷却状態を作り出し、氷点下(-3℃~0℃)で食材を凍らせずに保存する氷点下ストッカー機能を継承しつつ、細かく温度制御しながら、冷凍した食材を解凍する機能を追加した。温度を制御しながら低温で解凍することによって、解凍時のドリップの流出を約75%抑制。食材のうまみを逃さず解凍できるとしている。解凍開始から約90分で、包丁で切れるかたさに解凍可能だ。
瞬冷凍室には「切れちゃう瞬冷凍」を引き続き搭載。食品全体に一気に氷核を形成して均一に凍結する冷凍技術で、食品の細胞破壊を抑え、食感やうまみ成分を維持できるというものだ。野菜室は、約3℃~4℃の低温を安定して維持し、乾燥を抑える「うるおう野菜」モードも継承している。サイズはW600×D699×H1,821mm。ドア材はガラスを採用。カラーはクリスタルピュアホワイトとクリスタルロゼ。