かわいくて豊富な柄や色があり、子供や女性に大人気のマスキングテープ。最近はアルバム、手帳、手紙などをキレイにかわいくデコレーションするアイテムとしてコレクターがいるほど注目を集めています。
そんなマスキングテープですが、元々は塗装などを行う際にはみ出して塗りたくない場所を保護し、汚さないようにするために貼る『保護用のテープ』として開発されました。紙でできており、また後からキレイにはがせるようにあえて粘着力は弱く作られているマスキングテープは、実はビジネスシーンでもとても役に立ちます。
今回はビジネスシーンでのマスキングテープ活用術をご紹介します。今までマスキングテープにあまり興味がなかった男性の方も要チェックですよ!
ファイルのネームシールにして再利用を簡単に
ファイルの中身が何かわかるように表紙や背表紙に油性ペンなどでタイトルを記入する人も多いですが、そのファイルは使い終えると他の紙をとじるには少し扱いにくいので、捨ててしまうこともあるのではないでしょうか。テープライターなどでキレイにタイトルを貼る人もいますが、私の経験上、直接ファイルにタイトルを記入している人も多いような気がします。
マスキングテープを使えばファイルの再利用も簡単。ファイルの表紙や背表紙にマスキングテープを貼り、そこにタイトルを記入するだけ。ファイルを使い終わったらテープをはがして、またテープを貼って再利用しましょう。
これは私の! の目印に
会社の備品が充実している会社では同じような文房具をみんなが使うことになります。その中に混ざって自分が買った文房具が「あれ? いつの間にか隣の人のペン立てに並んでいる」なんてことも時々あるのではないでしょうか?
そんなときにマスキングテープは目印として役に立ちます。使い方は簡単、少しだけテープをちぎって文房具に巻くだけ。同じ柄のテープを使えば自分の文房具が一目でわかりますね。
また、最近はペットボトルの飲み物を事務所で飲むこともあると思います。マスキングテープは水やお茶など同じ飲み物が隣の人と重なってしまったときなどに、自分の飲み物に目印を付けるのにも役立ちます。キャップに巻くだけで他の人と区別ができます。
インデックスシールに
粘着面を中に折り込めばインデックスタブシールの出来上がり。書籍や書類、手帳などでよく使うページに貼っておけばすぐにそのページを開くことができます。付箋よりも粘着力と耐久性が高く、シールタイプのインデックスよりも粘着力が低くてはがしやすい点がポイントです。
携帯電話の番号を書いておく
私は携帯電話の番号をマスキングテープにメモして手帳にストックとして貼り付けています。私の名刺には携帯電話の番号は記載されていないのですが、仕事によっては取引先の担当者さんと携帯電話の番号の交換もすることがあります。そのときに手帳からサッとこの携帯電話番号が書かれたマスキングテープを取り出し、「名刺の裏に貼っておいてください」とスマートにお伝えするようにしています。
メモと併せて付箋代わりに
付箋のようなのりがついていないメモでも、マスキングテープと組み合わせればどこにでも貼ってはがせる付箋に変身。私はどうしてもチェックして欲しい書類は直接パソコンのキーボードやマウスに貼っちゃったりするのですが、必ず目に入りますので比較的早くリアクションがくるケースが多いです。
スマホに貼れば忘れない! TO DOメモに
スペースこそ限られていますがちょっとしたメモにも使えます。絶対に忘れてはいけないタスクは、マスキングテープに書いてスマートフォンに貼ってしまえばOK。これで奥さんから頼まれた牛乳を買い忘れる心配はありません(笑)!
今回ご紹介した方法以外にもアイデア次第でいろいろ使えるマスキングテープ。色や柄も豊富なので、オリジナルの活用方法を考えてアレンジするのも楽しいですよ!
※マスキングテープによっては粘着力が少し強いものもあります。跡が残ったりしないか目立たない所で試してからご利用ください。
たかたく
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」代表 兼 編集長/文房具・手帳アドバイザー。仕事では最先端のITを扱っていながら意外にもアナログ大好きで文房具・手帳が好き。日本の文房具の素晴らしさを日本中、世界中に伝えることをライフワークとしている。文房具アドバイザー・手帳アドバイザーを名乗り(自称)ぴったりな文房具や手帳を提案することができる。雑誌・新聞等の文房具特集への掲載多数。手帳はジブン手帳miniを愛用。