ギャップジャパンはこのほど、「女の子の可能性に関する調査」の結果を発表した。調査は7月29日、全国の10代~40代の女性309名を対象にインターネットを通じて実施された。
女性71.8%が「自分の才能に自信がない」と回答
同調査では、「少女時代」や「女の子の頃」を12歳以下と定義し、少女の頃や現在の自分に対する評価について調査を実施した。
まず、現在の自分の可能性や才能をどう評価しているのかを探るため、「自分の才能に自信がありますか? また、一般的に女性には才能があると思いますか?」と質問したところ、76.7%もの女性が、一般的に女性には才能があるとしながらも、自分の才能に自信があるという人は28.1%にとどまった。およそ7割の女性が自分の才能に自信がないと回答し、そう思う理由については、「自分より才能がある他人と比べてしまうから(64.9%)」「外見に自信がないから(52.3%)」といった意見が多く挙がった。
何かを諦めた理由は「自分に自信がなかった」から
続いて、少女時代の才能について調査を実施。「女の子の頃に才能があったと思いますか?」と尋ねたところ、56.0%の女性が「少女時代には何かしらの才能があった」と回答した。現在の自分の才能に自信がある人が28.1%だったことから、少女時代に才能を感じていた人の約半数が、現在の自分の才能に自信が持てないと感じていることが明らかとなった。
また、過去の経験について、多くの女性が「少女時代にやりたかった事を諦めた事がある(58.6%)」「もっと才能があったら挑戦したかったことがある(81.9%)」と回答。諦めた理由について尋ねたところ、「自分に自信が無かったから(54.5%)」「失敗するのが怖かったから(36.4%)」「他の事を優先したから(31.6%)」が上位に並んだ。
理想だった自分になれている人、わずか9.7%
最後に、現在の自分に対する評価と理想の自分について聞いたところ、現在、理想の姿になれていると感じている人はわずか9.7%と、多くの日本人女性が現在の自分に満足していないことが判明。この結果を、少女時代にやりたい事を諦めた経験を持つ181名に絞ってみると、半数以上が「理想とは違う(50.3%)」と回答した。
また、「今までやりたい事にチャレンジしなかった事を後悔していますか? 過去にもどれたらチャレンジしますか?」と質問したところ、「後悔していて、チャレンジしたい」という人が47.9%いる一方で、4人に1人は「後悔しているが、チャレンジはしたくはない」と考えていることがわかった。