オレンジページのリサーチコミュニティ「オレンジページくらし予報」はこのほど、「防災意識と対策の現状」についての調査結果を公表した。

同調査は、同コミュニティのモニター会員である女性を対象に、6月19日から23日までインターネットを通じて実施。958人から有効回答を得た。

日ごろの備えと近所づきあいが大切

「自宅に防災用品を備えているか?」と聞いた。その結果、「備えている」という回答は全国で51.5%。地域別に見ると東北が70.0%、近畿は42.7%、九州では30.0%だった。

「ご自宅に防災用品を備えていますか?」

「防災用の備品」のうち、「食料・飲料カテゴリー」で「備蓄がある」という回答が最も多いのは「水」(84.0%)、2位はカップラーメンなどの「インスタント食品」(62.6%)、次いで「非常食」、「お菓子」という順番であった。定番のイメージがある「乾パン」は27.2%で7位だった。

「食料や飲料で防災用に備えているものをお選び下さい」(複数回答)

居住地域の避難訓練については「参加していない」が76.2%で最多。「参加する年と、しない年がある」が16.3%、「年に1回以上参加している」はわずか7.5%であった。避難場所についても「なんとなく知っている」人が44.0%。「きちんと知っている」の40.8%を上回った。

「契約している通信会社の災害用伝言ダイヤル(伝言板)を使えるか?」と聞いた。その結果「なんとなく使えそう」が47.4%、「使えなそう」は42.4%だった。これら"どちらかといえば使えない"人たちに対して「きちんと使える」人はわずか10.2%だった。

「ご自身が契約している通信会社の災害用伝言ダイヤル(伝言板)を使えますか?」

「いざというときに助け合える近所の人はいるか?」という問いには「いる」、「いない」がおおよそ半々という結果だった。

「地域でお互いに声をかけたり、助け合えるご近所の方はいますか?」