スズキは20日、軽トラック「キャリイ」を一部仕様変更して燃費を向上させたほか、5速オートギヤシフト(5AGS)車の2速発進モード追加やボディー表面積の100%を防錆鋼板とするなど、実用性をさらに高めて発売した。
今回の一部仕様変更では、エンジン制御の変更等によって全車の燃費が向上。5AGS車には2速発進モードを追加し、空荷時や軽積載時のよりスムーズな発進と快適な乗り心地を実現した。
ルーフパネルにも防錆鋼板を採用したことで、ボディー表面積の100%が防錆鋼板となり、防錆性能の向上も果たしている。また、左右2カ所の平シート用フックを採用し、リヤゲート中央に荷台フックを追加したことで、作業性を向上し、積荷をより安定して固定できるようになった。シートクッションの大型化により、乗り心地も向上している。
キャリイの価格(特装車シリーズを除く)は、68万4,720円~116万7,480円(いずれも税込)。なお、キャリイ特装車シリーズにも同様の仕様変更を施したほか、新たに「リフトダンプ」を設定して10月の生産開始を予定している。