エプソンは20日、3LCD方式の3D対応ホームシアタープロジェクター「dreamio」(ドリーミオ)シリーズの新モデルとして、「EH-TW5350」と「EH-TW5350S」を発表した。8月27日から発売し、価格はオープン。店頭予想価格は、プロジェクター単体のEH-TW5350が10万5,000円前後、プロジェクターと80型スクリーンをセットにしたEH-TW5350Sが11万円前後。
EH-TW5350はフルHD(1080p)液晶パネルを採用しており、明るさは2,200ルーメン、コントラスト比は35,000:1となる。3D映像や2D-3D変換にも対応するが、オプションの3Dメガネが必要だ。対応する3D形式は、フレームパッキング、サイドバイサイド、トップアンドボトム。
設置感としては、6畳間でも約100型の画面を投写できる。スクリーンに対して横方向から投写したときの台形歪みを、レバー操作(スライド)で調整する「ピタッと補正」も備えた。本体には5W×1基のスピーカーを内蔵しているほか、Bluetoothスピーカーやヘッドホンもつながる。
また、これまで中級機以上に装備してきた、「イメージ強調」と「フレーム補間」を搭載。イメージ強調は質感を整えてシャープな映像を表現する機能、フレーム補間は動きの速い動画を滑らかに表示する機能だ。
無線LANを標準で備え、パソコン、スマートフォン、タブレットといった端末で再生する映像を、ワイヤレスで投写できる。専用アプリを使うと、スマートフォンをリモコンとして利用可能。MHLにも対応し、メイン映像とサブ映像の2画面表示や、端末画面と同じ画面を投写するスクリーンミラーリングといった機能を持つ。
そのほか主な仕様は、方式が3LCD、液晶パネルが0.61型ワイドポリシリコンTFT、投写レンズが1.2倍マニュアルズームフォーカスレンズ(F1.59~1.72、焦点距離16.9~20.28)、投写サイズが34型~332型、光源が200W UHEランプ。
ビデオ信号の対応解像度は、480i / 480p / 720p / 1080i / 1080p(いずれも60Hz)、1080p/24Hz、1080p/30Hzとなっている。RGB信号の対応解像度は、VGA / SVGA / XGA / WXGA / SXGAだ。
映像入力インタフェースはHDMI×2、RCAコンポジット×1、D-Sub×1で、USBストレージからの映像投写用としてUSB(タイプA)コネクタを備える。音声入力はRCA L/R、音声出力はステレオミニジャックだ。消費電力は明るさ「高」で307W、騒音レベルは最小29dB、本体サイズはW297×D245×H114mm、重量は約3.1kgとなる。