VAIOは8月19日、海外市場への進出を発表した。第一弾となる今回は、米国とブラジルでの展開。米国では「VAIO Z Canvas」の販売、ブラジルではVAIO商標をつけたPCの製造、販売を行う。

VAIO Z Canvas

本体にはワイヤレスキーボードと専用デジタイザペンが付属

米国では昨年(2014年)、プロクリエイター向けのハイスペックノートパソコン「VAIO Z Canvas」の試作機をクリエイター向けカンファレンス「Adobe Max 2014」にて出展。そこで高い評価を受けたこともあり、VAIO Z Canvasにて米国市場への参入を図る。現地ではtranscosmos America Inc.によるECサイトでの販売と、microsoftstore.com(米国住民が対象)および全米Microsoft Storeでの店舗販売を行う。発売モデルはVAIO Z CanvasのVJZ12AXシリーズで、発売日は現地時間で10月5日を予定。また、9月中旬より先行受注も開始する。市場推定価格は2,199米ドルから。

一方、ブラジルでは現地のPC市場で影響力を持つPOSITIVO INFORMATICA S.A.と契約。現地にてVAIOの商標をつけたPCの製造、販売、サービスまでを委託する。販売する製品や発売時期などについては、委託先のPOSITIVO INFORMATICA S.A.より9月に発表される予定。

VAIOは、国内ビジネスを堅実に行いつつ、各国での最適なビジネスパートナーを見つけながら、海外市場においてのさらなる展開を検討していくと述べている。