スーパーやコンビニのパンコーナーにある、サンドイッチ風の調理パン。バリエーションが豊かで、軽食やお昼ごはん、おやつにと、何度も購入した人も多いのではないでしょうか? 家で作るための専用の型も販売されていますが、今回は家にある食器を使って簡単に作る方法を紹介します。
材料
・食パン (サンドイッチ用か8枚切り)
・好みの具材 (たまごサラダ、ツナマヨ、ポテトサラダ、ジャムなど)
・型抜きに使用する食器など
縁の厚さが重要
ここで紹介する方法でランチパック風サンドイッチを作る際に重要なのが、縁が厚い容器を型抜き用に使うことです。食パンの大きさに合う、縁の厚さが4mmくらいのお椀やどんぶり、プラスチックのケースなどを用意します。厚みが少ないものを使うと、パンとパンが密着しないため、はがれやすくなります。インスタントコーヒーのフタやお弁当箱などを利用してもいいでしょう。
最初に食パンを用意します。食パンは6枚切り以上になるとパンが密着しにくく、ひび割れしやすくなるので、サンドイッチ用か8枚切りが作りやすいです。あと、日が経って少しパサついたパンもひび割れしやすくなります。
食パンをカッティングボードやまな板の上に置き、その上に好みの具をのせます。さらに上にもう1枚、食パンを重ねます。
上から軽く押さえ、型抜き用の容器でパンをくりぬきます。型を上から押しただけでは、なかなかくりぬくことができません。手首をひねって型を右回り・左回りに回したり押さえつけたりして型抜きします。
容器の外にはみ出したパンを取ります。残ったパンはパン粉にしたり、ハンバーグの種に使ったりすればムダなく使い切ることができますよ。
型から抜くと、ランチパック風サンドイッチの完成です。
厚みのある型を使用するため、しっかりとパンとパンが密着しています。
具を変えてアレンジ
具を変えればいろいろとアレンジが可能です。やきそばやカレー、ミートソースなどをはさめば簡単な惣菜パンに。レトルトのハンバーグやチキンナゲットなどを使ってもいいですね。カスタードクリームやホイップクリームを入れれば、甘いスイーツ風サンドイッチができます。
半月型も作れる
1枚の食パンを半分にたたみ、くりぬくと可愛いミニサイズのサンドイッチができます。お弁当などにオススメです。
成功のコツ
成功のコツは、厚みのある容器を使うことと、比較的水分量が多く、やわらかくてきめが細かい食パンを使うこと。賞味期限ギリギリのものだったり水分量が少なめだったりすると、型抜きした時にひび割れしやすく、うまくパンとパンが密着しません。
食パンを事前に電子レンジで数秒加熱しておくと、パンがやわらかくなり成形しやすくなります。ただ、具を用意したり他の作業をしていたりすると、時間が経過とともに水分が抜けてしまい、逆にパサついてしまいます。電子レンジで加熱する場合は、材料などを手元に置いておき、すぐに作業できるようにした方がいいでしょう。
また、カッティングボードやまな板は、面がザラザラしたものより、滑らかで滑りやすい方が成功しやすいです。筆者はツルツルとした手触りのラバーウッド (ゴムの木) 製カッティングボードを使用しています。
執筆:麦原 ケイ (ベル・エキップ)
猫とビールと唐揚げとコーヒーが好きな神奈川県・横浜在住の主婦ライター。
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