トヨタ自動車は18日、新型「シエンタ」の受注状況について発表した。同車の月販目標台数7,000台に対し、発売1カ月後にあたる8月9日時点での受注台数4万9,000台で約7倍に。「好調な立ち上がり」になっているという。
7月9日に発売された新型「シエンタ」は、世代を超えたさまざまなライフスタイルをサポートすべく、「ユニバーサルでクールなトヨタ最小ミニバン」として開発された。「ミニバン(3列シート車)の概念を打ち破るスポーティなエクステリア、機能性と質感を両立させたインテリア」を採用し、ゆとりある室内空間、誰にでも優しい乗降性も実現させている。フルモデルチェンジを機にハイブリッド車も設定された。
発売から1カ月間の受注台数をパワートレイン別に見ると、ガソリン車・ハイブリッド車ともに2万4,500台ずつ。ハイブリッド車のJC08モード走行燃費はミニバントップレベルという27.2km/リットル、ガソリン車も2WD車に1.5リットル新エンジンを搭載したことで、「シエンタ X "Vパッケージ"」において20.6km/リットルの低燃費を実現した。こうした優れた環境性能も、新型「シエンタ」の好評点のひとつとされている。
その他、「さまざまなライフスタイルに応える"Active & Fun"で機能的な内外装デザイン」「低床フラットフロアによる高効率パッケージがもたらす、広々室内空間と優れた乗降性」「衝突支援パッケージ『Toyota Safety Sense C』の設定による高い安全性能」が好評点に挙げられた。デザイン、乗降性、高い安全性能と優れた環境性能が評価されたことで、「好調な立ち上がり」につながったといえそうだ。