JR西日本は17日、京都鉄道博物館(2016年春開業予定)に設置する屋外展望デッキの名称を「スカイテラス」に決定したと発表した。

京都鉄道博物館屋外展望デッキ「スカイテラス」完成予想図

京都鉄道博物館は京都府京都市の梅小路エリアに新設される地上3階建ての博物館。既存の梅小路蒸気機関車館と一体化した施設となり、総面積は約3万1,000平方メートル。全53両の鉄道車両を収蔵・展示する、日本最大級の鉄道博物館となる。

展望デッキ「スカイテラス」は博物館本館3階南側に設置され、約900平方メートルの広々とした空間に。地上約13mのデッキ部分からほぼ360度見渡すことができ、京都タワーや東寺五重の塔、これら2つの施設を挟むゾーンを走行する蒸気機関車(SL)から新幹線まで、すべての鉄道車両を見られるという。眼下には新幹線やJR京都線・嵯峨野線が模型のレイアウトのように広がり、すぐ近くを列車が走り抜ける迫力の眺望を楽しめるとのこと。

なお、既報の通り、京都鉄道博物館の開設準備にともない、梅小路蒸気機関車館は8月30日で閉館となる。