今年2015年は「iPad Air 3」「iPad mini 4」という既存製品のアップグレード版のほか、12.9インチの「iPad Pro」などと一部で呼ばれる大画面タブレットなど3製品のリリースが噂されているが、最新の報道によればこのうち「iPad Air 3」は今年内でのリリースは行われない可能性が高いという。
同件は台湾Digitimesが業界筋の話として伝えている。それによれば、Appleは同社タブレット製品計画について控え目に見積もっており、現時点でiPad Airの次世代モデルについてリリース計画を持っていないという。ただ、先月時点でiPad Air 3のリリース計画を報じる話があったほか、Digitimes自体の情報の信憑性も考えれば、どこまで実態を伝えているかは不明だ。
一方で、iPad mini 4についてはすでにサプライチェーン側での部品出荷の準備が整っており、おそらくはそう遠くないタイミングで製品発表ならびに出荷が開始されるとみられる。miniの第4世代モデル自体は現行の第3世代のマイナーチェンジ版にあたり、一部の噂ではiPad miniとして最後の製品ラインになるといわれている。
Apple InsiderではEconomic Daily Newsの話として、AppleはiPad Airの次世代モデルよりもiPad Proの製品計画に現時点で力を入れており、2015年中にはiPad mini 4とiPad Proの2製品しか出てこない可能性を指摘している。そのため、iPad Air 3の登場は来年に持ち越されることになるのかもしれない。