肉が食べたい! 暑くてたまらない夏こそ、旨い肉が食べたい!! そんな風に思う人も少なくないだろう。でも、おいしい肉は高い……。そんなことありません! 工夫次第で、安い肉でも激ウマステーキに仕上げる方法があるのだ。今回は人気レシピブロガーの筋肉料理人さんにその方法を教わった。
今回使ったアメリカ産牛肩ロースは厚みが1.5cm、1枚300gのもの。2枚同時焼く方法をご紹介しよう。
安い肉も激ウマ! 失敗しないステーキの焼き方を伝授!
材料(2人分) アメリカ産牛肩ロース(300g) 2枚 / ニンニく 1片 / 塩 小さじ1弱 / 黒胡椒 適宜 / 牛脂 適宜 / 大葉、付け合わせの野菜 お好みで
A(バター 30g / 醤油 小さじ2 / 日本酒 大さじ2)
1.ステーキ用の牛肉は焼く30分~1時間前に冷蔵庫から出して室温に戻す。
2.牛肩ロースの場合、肉の境目に筋があるので、境目の白い部分を包丁の切っ先、もしくは刃元を使って2cm位の間隔で表と裏、両方から筋切りする。筋を切ったら包丁背で全体を叩き、叩いたら元の形に手で整える。
3.フライパンに牛脂と包丁の腹で潰したニンニクを入れて弱火にかけ、ニンニクをフライにして香りを移す。
4.ステーキ肉1枚の片面に塩小さじ1/4弱をふり、黒胡椒は強めにふる。
5.フライパンを強火にかけ、十分熱くなったらステーキ肉の塩、黒胡椒をした面を下にして入れる。フライパンを傾けて油をまわしながら30秒強火で焼いたら中火にする。
6.焼き目がついてきたら上面に塩小さじ1/4弱と黒胡椒をふって返し、焼き目がついたら取り出してアルミホイルで包む。これをバットに入れて10分休ませる。
7.フライパンにAを入れて煮立たせる。煮立ったら火を消す。
8.6のステーキを切って皿に盛り付け、7のソースを再加熱してかける。お好みで黒胡椒、刻んだ大葉を散らす。
ステーキを焼く際のポイント
筋肉料理人さんによると、ポイントは4つに絞られるという。
1.焼く30分から1時間前に冷蔵庫から出して室温に戻す。
肉の内部まで室温に戻すことで中まで熱が通りやすくなり、加熱時間が短くなる。
2.筋切りをする。
肉と肉、肉と脂肪の境目にある筋を切ることで肉の縮みを防ぐ。
3.塩は焼く直前に最初に焼く面にかけ、反対側はフライパンで焼いている最中、ひっくり返す直前にかける。
これは余分な肉汁が流れるのを防ぐために重要なポイントとなる。
4.強火から中火で一気に焼き目をつけ、アルミホイルで包んで肉を休ませる。
厚さ1.5cm位の肉なら、強めの火力で一気に焼き目をつける。この時点で中はレアに近い状態だが、アルミホイルで包んで休ませることで、余熱で肉の内部に熱が通っていく。また、このようにアルミホイルで包んでおくことで、切った時に肉汁が流れ出るのを防ぐことができる。
以上4点に気をつけて、安ウマステーキに仕上げよう。そしてこの夏を乗り切ろう!