アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロが共演し、『恋愛適齢期』や『ホリデイ』のナンシー・マイヤーズがメガホンを取る映画『マイ・インターン』(10月10日公開)の予告映像が14日、公開された。
『プラダを着た悪魔』で恋に仕事に奮闘し、ファッション業界でキャリアアップしていく姿を等身大で演じ世界中の女性から憧れの存在となったアン。あれから9年後となる本作では、ニューヨークのファッションサイトの社長を演じ、あたかも『プラダを着た悪魔』の主人公の後日談のような、新たな出会いと試練を描く。
本作の舞台は、ニューヨーク。アン演じるジュールズは結婚し、家庭と仕事を両立させながら充実した日々を送っている。ある日、会社の福祉事業の一環で"シニア"インターンとして、40歳年上のベン(ロバート・デ・ニーロ)を雇うことに。ベンはジュールズの専属インターンとなるが、ジュールズは自分の親と同じくらいの歳のベンにどう接すれば良いのか分からず、「仕事はメールするわ」と言ったきり、ベンを迷惑者のように扱ってしまう。
その一方で、ジュールズは大きな問題を抱える。重役のキャメロンから、このままでは会社を維持できないため、新しい経営者を雇うことを提案されていたのだ。さらに、夫婦の会話の時間も減り、いつの間にか夫とすれ違っていたことに気づくのだが、そんな時、ベンの豊かな人生経験がどんな難問にも答えを用意してくれていた。そして、一見、完璧すぎるジュールズが、仕事と家庭の危機を乗り越えようと奮闘する。
ジュールズ役を演じたアンは、オーディションを受けてこの役を獲得。『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞助演女優賞を獲得し、オスカーを手にしたアンは、オーディションを受ける必要はないとさえ思えるが、それを受けてまで演じたい役だったという。「オーディションは怖かったけど、どうしても演じたかった」と語るアンは、その理由についても「ジュールズはいつも肩に力が入っていて、重大な責任を一身に背負いストレスがたまってるの。でもそれは(社長という立場でなくても)女性なら誰でも経験する普遍的な気持ちだったと思う。だからとてもやりがいのある役だと思ったのよ」と明かしている。
公開された予告映像では、仕事も家庭も人生最大の試練を前にするジュールズが、ベンと出会い、優しい人柄や献身的な仕事ぶりに触れることで、次第に癒やされ、その人生に変化が訪れる様子が映されている。また、職場での"同僚"とのジェネレーションギャップに面食らったり、フェイスブックを始めたりするベンの奮闘も見られ、ラストシーンではジュールズに肩を寄せられている。
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