ワタミは11日、2016年3月期第1四半期(2015年4~6月期)の連結決算を発表した。それによると、純損益は15億4,200万円の赤字となり、赤字幅は前年同期の9億9,200万円から拡大した。主力の「和民」などで客離れが続いていることなどが影響した。
外食、介護事業で苦戦
売上高は前年同期比12.5%減の345億1,600万円、営業損益は9億5,400万円の赤字(前年同期1億1,500万円の赤字)、経常損益は12億4,500万円の赤字(同4億3,500万円の赤字)となった。
国内外食事業については、新規出店が4店舗、閉店が26店舗で、計536店舗となった。既存店売上高は同10.4%減、客数は同9.4%減。その結果、全体の売上高は同31.2%減の113億300万円、セグメント損失は5億300万円となった。
宅食事業の売上高は同9.5%減の92億500万円、セグメント利益は同50.7%減の3億4,300万円。介護事業の売上高は同3.5%増の91億2,700万円、セグメント損失は1億3,400万円。海外外食事業の売上高は同15.8%増の41億1,400万円、セグメント損失は2億1,100万円となった。
通期の業績予想は、売上高が前期比6.7%減の1,488億円、営業利益が13億円、経常利益が5億円、純利益が10億円を見込んでいる。