今年秋に登場すると見られている次期iPhoneに、Apple Watchのディスプレイや新MacBookのトラックパッドに採用されている感圧タッチ技術が搭載されると噂になっている。iOSデバイスで同技術はどのように活用されるのか、9to5Macが開発機でAppleがテストしているという操作例を紹介している。
Apple Watchで感圧タッチは別の操作画面を呼び出すボタンのような役割だが、iOS版の感圧タッチはアクションのショートカットに用いられているという。たとえば、Mapアプリでマップ上の場所を強く押すと、その場所へのターンバイターンの経路案内が自動的に始まる。従来の操作 (目的地を指定し、ナビゲーション・ボタンをタップ、出発ボタンをタップ)から2ステップ短縮される。ミュージック・アプリでリストされた曲を強く押すと、プレイリストに追加またはオフライン用ダウンロードの選択メニューが現れる。ホームスクリーンでも標準アプリのアイコンがそれぞれ感圧タッチに対応しており、電話アプリのアイコンを強く押すとボイスメール・タブなどに直接アクセスできる。Safariでは、リンクを強く押すとリンク先のプレビュー、アドレスやコンタクト名を押すと地図やコンタクトカードのプレビュー、単語を押すと定義が表示されるそうだ。Apple WatchやMacBookと同じように、iPhoneの感圧タッチにも触感フィードバックが採用されており、押し込んだ操作をユーザーが指で感じ取れる。