LINEは10日、ユーザーがLINEスタンプを制作・販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」において、クリエイターへの売上分配額の受け取り手段としてモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」が利用可能になる「B to C送金機能」を提供開始したと発表した。
LINE Pay口座への振込みで手数料が無料に
クリエイターは、管理画面上で送金手段をLINE Payに設定することで、LINE Pay口座で売上分配額受け取ることが可能となる。従来はLINEからクリエイターの売上分配額を金融機関口座に振込をする際に、一律540円の振込手数料が発生していたが、LINE Pay口座への振込は手数料が発生せず、無料で受け取ることができる。
なお、送金方法としてLINE Payを選択できるのは、日本国内の個人のクリエイターのみとなり、売上分配額の送金は1,000円からとなる。
また、2015年10月31日までの期間限定で、送金手段にLINE Payを選択したクリエイターが、LINE Pay口座から銀行などの金融機関に出金をする際に発生する手数料(216円)も無料になるキャンペーンを実施する。
同社は今後、LINE Payを利用したユーザーへの送金システムについて、LINE関連サービスでの導入も検討し、LINEのプラットフォームとしての利便性の拡大を図っていくとしている。