財務省は10日、2015年6月末現在の「国債および借入金ならびに政府保証債務現在高」を発表した。それによると、国債や借入金、政府短期証券を合計した国の借金は1,057兆2,235億円となり、過去最高を更新した。前期末と比べて3兆8,663億円増、前年同期末と比べて17兆8,103億円増加した。
国民1人当たり約833万円の借金
借金総額を総務省が推計した2015年7月1日時点(概算)の日本の総人口1億2,695万人で割ると、国民1人当たり約833万円となる。
内訳は、国債が前期末比6兆6,221億円増の888兆1,068億円、借入金が同9,957億円減の53兆9,884億円、政府短期証券が同1兆7,601億円減の115兆1,282億円となった。
政府保証債務現在高は同4,618億円減の42兆9,366億円となった。