インテリジェンスHITO総合研究所は7日、女性の管理職意向に関する調査結果を発表した。対象は、全国の25~44歳で管理職経験のない女性 1,025名。期間は1月24日~25日。

異動経験がある人のうち「管理職意向あり」は27.6%

異動経験の有無について尋ねたところ、70%が「異動経験なし」と回答した。

また、「管理職意向があるか」を聞いたところ、「異動経験あり」の27.6%、「異動経験なし」の20.9%に管理職意向があった。

異動回数別の「管理職になりたい理由」を見ると、異動回数3回以上、1回、0回と比較して、「異動2回」と回答した層の変化が最も大きくなった。項目ごとにみると、「年収を上げたいから」(52.4%)、「管理職という仕事に魅力を感じるから」(23.8%)に数値の落ち込みが見られた。一方、「自分の影響範囲を広げたいから」(38.1%)、「人材の育成・マネジメントをしたいから」(14.3%)と答える人の割合は増加している。

異動回数別に見た「管理職になりたい理由」

「管理職になりたくない理由」においても、他の異動回数と比較して異動2回の層における変化が最も大きかった。全ての項目で異動1回の層よりも高い数値を示しており、それぞれ「自分には向いていないと思うから」(73.9%)、「責任が重くなるのが嫌だから」(54.3%)、「管理職という仕事に魅力を感じないから」(43.5%)、「役割に見合った収入が得られなさそうにないから」(26.1%)となった。

異動回数別に見た「管理職になりたくない理由」