山口県下関市にある「下関市立しものせき水族館 海響館」は、水族館内で飼育している海の生き物たちが奏でる鳴き声や泳ぐ音などを録音して作品化したJazz Music「Swimmin’Jazz ~Sessions with Animals of Sea~」を公開した。

「Swimmin’Jazz ~Sessions with Animals of Sea~」

音のすべてが海の生き物たちによるもの

海の生き物たちの生態をより多くの人に知ってもらうために、海に住む生き物たちの出す音だけで音楽をつくることに挑戦した。出演生物はペンギンやイルカ、アシカ、ヤドカリ、ピラルクー、カワハギ、フグなど全部で30種類以上。鳴き声や泳ぐ音など理想の音をとるために待ち続け、録音に丸3日を費やしたという。

音楽監督の清川進也氏

サウンドデザインを担当したのは「森の木琴」を手がけた世界的にも注目を集める清川進也氏。トビハゼが移動する音などミクロな世界の音を撮るために防水加工を施した超指向性マイクを使うなどその技法にもこだわった。ともすると普通のBGMにも聴こえるハイクオリティなJazz Musicサウンドを楽しむことができる。