SuMiKaはこのほど、「家のこだわり」と「リフォーム」に関する調査の結果を公表した。同調査は、持家一戸建てに住む全国の20代以上男女を対象に、5月14日から22日にかけて、インターネットを通じて実施。1万7,737名から有効回答を得た。

いまの住まいに対して「不満派・満足派」に聞く

「いま住んでいる家に不満を感じることはあるか?」と質問した。その結果、「不満を感じる(不満派)」(「よく」「たまに」「何度か」)との回答が約58.6%だった。一方、「不満を感じない(満足派)」(「ほとんどない」「まったくない」)は、約41.4%だった。また、不満派のうち約44.0%は、住んでから5年未満で不満を感じていることがわかった。

「いま住んでいる家に不満を感じることはありますか?」

「リフォームで改善したい住まいの悩みはなにか?」との質問には、約21.5%が「収納を増やしたい」と回答。その後「効率的な動線にしたい」(約20.5%)、「もっと広くみせたい」(約13.1%)という回答が続いた。

「リフォームで改善したい住まいの悩みはなんですか?」

「リフォームで改善したい住まいの悩み」について、不満派・満足派で違いを比べた。不満派は「収納を増やしたい」「効率的な動線にしたい」「もっと広くみせたい」が上位となり。満足派は「遊び要素を取り入れたい」「収納を増やしたい」「効率的な動線にしたい」となった。

満足派で1位となった「遊び要素を取り入れたい」は、不満派ではわずか約4.3%だった。家に満足している人は、機能的な部分よりも、より家での時間を楽しめる工夫に注目していることがわかった。また、どちらも「収納を増やしたい」と答える人が多く、不満派も満足派も関係なく、収納計画の難しさが伺える結果となった。

「リフォームで改善したい住まいの悩みはなんですか?」(不満派・満足派別)

「当初こだわっていた空間」を聞くと、1位は「リビング」で32.9%だった。以下「外観」「庭」「キッチン」が続いた。

「当初こだわっていた空間はなんですか?」

「リフォームしたい空間」について、不満派は「キッチン」(約20.4%)、「浴室」(約19.5%)、「リビング」(約15.2%)だった。水回りや外観は、一定の周期でリフォームが必要であることを考えると、リビングの割合がいかに多いかがわかった。

一方、満足派は「庭」(約17.8%)、「浴室」(約17.6%)、「キッチン」(約13.6%)が上位となり、「リビング」はわずか約7.9%だった。リビングは家族が集まる場所として重視する人が多いゆえに、リビングの満足度が家の満足度に少なからず影響を及ぼしていることがうかがえる結果となった。

「リフォームしたい空間はどこですか?」(不満派・満足派別)