ラベンダーにローズにジャスミン。気分に応じて入浴剤を使い分けてバスタイムを楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。ここでは、バスタブに入れるとシュワシュワッと発泡するバスボムの作り方を紹介します。好きな香りのエッセンシャルオイル (精油) を使ったり、肌の状態に応じてオイルを加えたりすれば、自分好みのバスボムを作ることができますよ。

型につめて作ったバスボム

材料 (直径3.5cmのバスボムを約5~6個作る場合)

重曹 100g

クエン酸 50g

コーンスターチまたは片栗粉 40g

水 少量

好みのエッセンシャルオイル (精油)、ホホバオイル、ポプリなど

材料の重曹とクエン酸は100円ショップでも入手できます。コーンスターチがない場合は、家に常備してある片栗粉を使いましょう (今回は片栗粉を使います)。

基本的な材料は重曹にクエン酸、片栗粉。シンプルなバスボムならこの3つの素材でできます

道具として、食品用ラップ、ビニール袋、型、霧吹きなど。また、プリンのカップやシリコン型、クッキー型、カプセルゲームの容器などを使うとキレイな形にまとめられますよ。

可愛い形の型を使って作ってもいいでしょう

少量ずつ水をなじませていくのがコツ

ビニール袋に重曹とクエン酸、コーンスターチまたは片栗粉を入れます。発泡のバランスが崩れるため、材料は正確に計量してくださいね。

計量は正確に

ビニール袋に空気を入れて膨らませて振り、材料を均等に混ぜていきます。

空気を膨らませてビニール袋を振ると、材料が均等に混ざっていきます

材料が混ざったら、霧吹きなどで水を少量ずつ加えていきます。スプーン大さじ1杯くらいの量の水を一気に入れてしまうと、重曹とクエン酸が発泡してしまうので、焦らず霧吹きでひと吹きずつ加えていくのがコツです。霧吹きがない場合はスポイト、スポイトがない場合はティースプーンの先から少しずつたらす感じで加えていくのがいいでしょう。水を加えるたびに上述の方法でビニール袋を振って水をなじませます。

霧吹きで少しずつ水を加えます

室内の湿度などにもよるので、加える水の量は一概に何ccとは言えません。水を入れていくと、サラサラとした粉がだんだんとボソボソした状態になります。ギュッと手で握ると、かろうじて形が残るくらいになったら、水を入れるのをストップ! まとまらないと不安になるかもしれませんが、水を加えすぎてしまうと発泡してしまうのでご注意を。

手で握ってみて、なんとか形を保つくらい……の状態で大丈夫です

香りをつけたい場合は、好みの香りのエッセンシャルオイルを加えます。エッセンシャルオイルの量も好みでかまわないのですが、5滴くらいを目安にするといいでしょう。

色をつけたい場合は、食紅などの食用色素で着色しましょう。乾燥しがちな肌の場合は、ホホバオイルやグリセリンを加えるのもいいですね。スキムミルクを入れるとミルキーなお湯になります。また、乾かしたミントの葉やポプリなどを混ぜても香りの良いバスボムになります。

好みでエッセンシャルオイルを加えます

ラップを敷き、その上に大さじ2~3杯くらいの粉を入れます。そしてラップで粉を包み、丸く成形します。

ラップで包み、丸く握ります

型を使う時は、粉を入れた後、上から強く押さえるのがポイントです。押さえ方が弱いと、型から抜いた際に型崩れしやすくなります。乾燥した場所に置き、半日~1日乾燥させます。固まったらバスボムの完成です。

型につめる時は、上からギュッ、ギュッと押さえます

リボンで飾ればギフトにも

成功のポイントは「水加減」に尽きます。雨や湿気が多い日ではなく、晴れた日や空気が乾燥している日に作るのがオススメです。湿気を吸うと少しずつ発泡してしまうので、完成したら乾燥剤を入れたタッパーや缶に入れて保存します。

水分が多いとこのように発泡してしまいます (食紅を使った例)

できあがったバスボムは、リボンなどを結ぶとプチギフトにも。でも、固まったとはいえ市販品と比べると崩れやすいので、取り扱いには注意してくださいね。

リボンやシールなどで飾ってプチギフトにも

執筆:麦原 ケイ (ベル・エキップ)
猫とビールと唐揚げとコーヒーが好きな神奈川県・横浜在住の主婦ライター。

本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。