文化放送キャリアパートナーズは、2016年卒業予定の学生を対象とした「2016年卒ブンナビ学生調査」の調査結果を発表した。調査は7月上旬に行い、482件の有効回答を得た。

77.3%が「面接とほぼ同義の選考に感じた」

8月の選考解禁を前に"面接"ではなく、ジョブマッチングや面談といった名目で企業に訪問したことはあるか尋ねたところ、56.6%が「ある」と回答した。その印象を聞くと、77.3%が「面接とほぼ同義の選考に感じた」と答えている。

"面接"ではなく、ジョブマッチングや面談といった名目で企業に訪問したことはありますか?

「面接とほぼ同義の選考に感じた」理由について尋ねると、「人事から『これは選考です』と明言された」「面談のみで内々定が出たから」「事実上の内定が出るから」などのコメントが寄せられた。

内々定保有率について調べると、52.7%と半月前調査と比べて10.3pt増加し、半数を超えた。重複内定者も25.7%で、企業の内々定出しが加速していることがわかる。さらに、内々定の約束をしたという学生も、14.9%いることがわかった。

内々定をもらった企業の規模と業界(従業員数500人~5,000人以上)

内々定をもらった企業の規模と業界(従業員数100人~300人以上)

内々定を出した企業の規模を尋ねたところ、25%程度は「5,000名以上の大手企業」だった。業界別に見ると、サービス(不動産)系・IT系・メーカー系の内々定出しが先行している。理系女子へのアプローチは、「従業員100名~299名のメーカー」が熱心に行っていることがわかった。